【やれやれ】村上春樹的就職活動【オーケー】
- 1 名前:羊男 :03/03/19 13:07
- 羊男は、リクルートスーツ姿で新宿に居た。
おろしたてのスーツは、サイドベンツの留め糸が付いたままであった。
- 2 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 13:07
-
【村上春樹的就職活動〜Class of 2004〜】
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1042744767/
- 3 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 13:12
- 羊男を急に持病の心臓発作が襲った。
オーケー、いつものことだ。
慶應病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
死んでしまったか、やれやれ。
- 4 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 14:45
- 説明会の帰りに新宿の喫茶店でくつろいでいると、
さっき説明会で誘導してくれた人事部の女性が入ってきた。
彼女は僕のことを覚えていてくれたようで、
しばらく話をすることになった。
- 5 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 14:51
- 「無理だね」
「どうしてだい?」
「あんたのその茶封筒、『履歴書在中』なんてご丁寧に赤ペンで書いてあるが、
まぁ、そんなことはどうでもいい。俺が指摘したいのはもっと他のことだ」
「じゃあ、理・由・は・何・だ・よ」
僕は焦っていた。カラスの鳴き声が聞こえ始めたし、外の景色が白み始めている。
「その封筒、宛先が横浜だろ?横浜は23区内じゃない」
「そんなことは知っているし、速達料金を払うぐらいの蓄えはある」
「そうじゃない。問題はもっと深刻なんだ。いいかい、夜が白み始めている。
朝の第1便はもう出発している。速達だろうがバイク便だろうが、もう間に合わないんだよ。
23区外に出すには前日の夜までに来なきゃダメだったんだ」
「じゃあ、どうすれば・・・。今日必着なんだぜ、この履歴書」
「なにも。君にできることは何もない」
「諦めたくないんだ。君は局の1員だ。何か方法を知っているだろう?」
「方法がないでもない。覚悟があるならね。そう、1つだけ方法がある。それは・・・」
- 6 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 17:37
- わらたw
- 7 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 17:48
- 誰か続きキボーン。やっぱ
「やらないか?」
と来るのかな?
- 8 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 17:49
- 春樹続編キター(゚∀゚)ー!!!!
- 9 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/19 23:32
- 「あんたが直接持って行くんだ」
「会社にかい?」
外からビニールの擦れる音が聞こえ、僕はこめかみに嫌な汗を感じた。
カラス達がもう朝一番のゴミを荒らし始めているのだ。
時間がない。
「違うね。いいかい、耳かっぽじってよーく聞きなよ。
『必着』というのは、局の手を通して期日までに届けることだ。
会社に届けることを許されるのは我々局の一員であって、あんたじゃない。
これはシステムなんだ。世の中を動かしているね」
「よく分からないな」
僕は今、局員の言う『世の中のシステム』に対峙している。
そして具合の悪いことに、僕はそのシステムに沿って上手くやりきる方法が
全く思い浮かばなかった。やれやれ。
「右曲がりの左手オナニー」
「え?」
「右曲がりの左手オナニーさ。チンポは右手用に最適化されている。
右手でこするとしっくりくるだろ?それはチンポが右手のピストン角度
に合わせて右に曲がっているからだ。そうだろ?」
「そのことと、僕の『履歴書』を今日中に届けることに何の関係が?」
「あんたは俺に向かって『どうにかしてくれ』という。
その封筒が23区外で、横浜宛てなのにね。あんたは左手オナニーなのに
いつも右手でやっているのと同じ方法でやろうとしているんだよ」
「・・・?」
分からない。前に左手オナニーをした時はいつだったろう。
そして僕はそれをどうやって成し遂げたんだ?思い出せない。
「いいかい、あんたは左手、俺はチンポだ。チンポをこすると
気持ちがよくなる。これはシステムなんだ。世の中のね。つまり・・・」
- 10 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/20 00:54
- 「つまり、『あんたが』『チンポに』合わせるんだ
今、あんたはヤバイ状況にいる。多分、あんた自身が思っているより深刻だ。
速達やバイク便を使うギリギリが午前中なんだ。急げ。チンポに合わせるんだ」
「チンポに?」
「そうだ。重要なのは単に『イク』ことじゃない。『システムに合わせてイク』ことだ。もう俺はこれ以上話せない。夜勤の時間が終わったからね。あとは、君1人でやるんだ
そういうと局員は時間外窓口のシャッターを下ろして、局の中に消えた。
しかし、僕にもその『システム』がぼんやりながら分かりかけてきた。
彼ら局員は各郵便局で郵便物を集め、宛先に最も近い郵便局にそれを預ける。
そしてそれを、預かった郵便局が宛先に届ける。
だから、『ここ』じゃない。
横浜の、しかも宛先に最も近い郵便局にこの『履歴書』を預けなければ。
左手でやる時は、右に曲がったチンポに合わせたピストン角をとるんだ。
左手のピストン角じゃない。システムに合わせるんだ。
できるだろうか?システムに合わせて生きることをしてこなかった、この僕に。
いや、これを乗り越えなければならない。
そう決意すると僕は、冬眠中の熊が春のうららかな小川の音で
外に誘い出されるように、ごそごそとジッパーを開けてチンポを取り出した。
左手ローション、よし。チンポに合わせたピストン角、よし。
準備は、できた。
システムに『合わせてイク』。僕のオナニーに新たな次元がみられるかもしれない。
あとは、そう。こするだけだ。左手で、優しく、時に激しく。
右手で金玉を撫で回し、転がしながら。
『2004年のピストン&ボール』 −完−
- 11 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/20 00:58
- シモに走られると萎える
- 12 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/20 22:34
- >>11
たしかに。
でもおもしろい。
- 13 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/20 22:35
- 最近春樹読んでないなー。
風の歌を異様に読みたくなってきた。
- 14 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/20 23:10
- 彼女は僕の目の奥深くを見て言った。
「でも。」
春に向かってまっすぐに吹く風が彼女の髪を揺らした。
「私、うまくいくと思うの。」
彼女は黒い皮にきつく固められた足に目を落として言った。
それは、会社の冷たく四角いデスクにへばりついて、
何百何千という履歴書に目を通す眼鏡の役員の耳に届けるには
あまりにも弱く儚い声だった。
神宮外苑の銀杏並木もすっかり春めいてきている。
そこを僕達は真っ黒なスーツに身を包んで、とてもぎこちなく歩いているのだ。
ふと見上げると、そこには一角獣の像がそびえていた。
角はまっすぐに空を突いている。
太陽をさしている。
「大丈夫。僕も君も。」
眼鏡の役員は、ふと書類の山から目を離し、
窓の外から聞こえる外苑の野球の声援をぼんやりと聞いていた。
- 15 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/20 23:11
- 「大丈夫。僕も君も。」
眼鏡の役員は、ふと書類の山から目を離し、
窓の外から聞こえる外苑の野球の声援をぼんやりと聞いていた。
- 16 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/21 08:08
- すまなかったね。鬱屈した気持ちでディスプレイに
向かっていると、シモに走らずにはいられなかった。
2003年、我らが就活の春。
- 17 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/21 17:18
- 「次の方どうぞ」
やれやれ、僕の番か。
医者気取りの面接官の口ぶりに、風邪をひいたとき特有の
気だるさを感じながら僕はノックをして、扉を開いた。
コン、コン。かちゃり。
バスルームほどの広さしかない面接用ブースの中、
僕は3ヶ月前に別れた彼女のことを思い出していた。
彼女を思い出させる要素はそのバスルームにはなにもなかったのだけれど。
ただ一つあるとすれば、彼女との将来を想像する過程の中で、
避けては通れない現実として「就職」という記念碑が必要だったことだろう。
そして、今となってはメタフィジカルな就職に向けて、さまよっているのだ。
子どもの手を離れた風船のように、あても無く虚空を漂っている。
- 18 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/23 01:48
- けっこう巧い!
がんばれ
- 19 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/23 01:59
- 以前のスレが落ち、せっかく再び>>1が立ててくれたスレが
びっくりするほどあっという間に落ちそうになっていた。
僕はこのスレをこのままほおって置くといつまでもつのだろう
かと考えてみた。
普通の2chの各板のスレの消費スピードから考えると、
この位置でもまだ少なくとも半日くらいは落ちずに持つだろう。
しかし、ここは就職活動シーズン真っ只中の就職板だ。他の板と
比べてはいけないだろうな。
それでも今は深夜だから日中よりすこしは人も少なくなっている
だろうし、イラク攻撃でいつものようにPCの前にかじりついて
2chに夢中になっている奴も少ないだろう。
そうやって僕は唯一他人に自慢できるだろう自作PCの前でしばらく
の間あれやこれやと考えてみたが、そうしてる間にスレは見る見る
下へと落ちていき、もう以上は行けないという所にまで落ちてしま
っていた。
オーケーageてやろう、僕もこのスレの住人だよ。
- 20 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/23 19:10
- あげ
- 21 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/23 19:12
- 前スレの60or160だったかな、スポイトのやつ。
あれワラタから誰かコピペしてくれ。
漏れは見れない。
- 22 名前:21 :03/03/23 19:13
- 誰かたのむ。 m(__)m
- 23 名前:21 :03/03/23 19:33
- ・゚・(つД`)・゚・
- 24 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/23 22:19
- 160 名前: 就職戦線異状名無しさん 投稿日: 03/01/27 23:57
僕は無意識に彼女をホテルに誘っていた。
僕と彼女は、草原の中にある高層ビルのような
学生と人事という不適切な関係だった
「あなた包茎じゃないわよね」
「僕は包茎じゃない!」
僕はその時山が土砂崩れを起こすように誠実さが崩れていくのを感じた。
「僕のはフランクフルトって感じです」
僕は心の中でさらに続けた、「僕のはブンデスリーガー」
彼女はなれた手つきで僕のパンツを下ろした。
彼女は失望したようにいった
↓
↓
「なんなのよ!そのスポイト!」
- 25 名前:21 :03/03/23 22:32
- サンクス!
- 26 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/25 00:39
- 「やれやれ、ageよう」
- 27 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/25 00:46
- そして,二人は別途の上で悶えた。
白肌をすべるユビは,サソリのように攻める。
時に走る電撃のような快楽。
なまめかしい悶絶。。。
そして,朝が来た。
- 28 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/25 09:37
- 起きると、今日も雨だ。
スプリングコートを羽織って、溜池山王へ向かう足取りは重い。
- 29 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/26 12:34
- オーケー、内定は取り消しだ。
- 30 名前:就職戦線異状名無しさん :03/03/27 09:54
- システムに合わせてイク、か。
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